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成人の風疹の抗体検査と予防接種

2012年から2013年にかけて、20代から40代を中心に風疹が再流行してしまいました。妊婦が風疹に罹ると赤ちゃんに難聴、心疾患、白内障や緑内障などの障害(先天性風疹症候群)が起こる可能性があります。
http://www3.nhk.or.jp/news/stopfushin/

風疹は、風疹ワクチンを子どものときとあわせて2回接種することで、感染するリスクを極めて少なくすることができますが、平成2年4月2日より前に生まれた方は、一般に、子どものときに1回しか接種されていないか、1回も接種されていません。過去のワクチン接種回数は、生まれた年や性別により異なります。母子手帳で確認できない場合は、次のURLを参考にしてください。

http://www.nikkei.com/news/image-article/?R_FLG=0&ad=DSXZZO5591000006062013000000&bf=0&dc=1&ng=DGXNASFK0601D_W3A600C1000000&z=20130623

専門家の間では今後の再流行も危惧されており、特に妊娠希望のカップルは、早めの風疹ワクチン接種歴の確認、風疹の抗体検査及び予防接種をお勧めします。

風疹第5期定期接種対象者(昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性)に対する風疹抗体検査及び結果に応じて予防接種を受ける事業が、2025年3月まで延長されることになりました。

風しんの追加的対策について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

また、杉並区では上記以外の対象者にも風疹の抗体検査と予防接種費用の助成を行っていますので、次のURLをご覧ください。
http://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/kenko/yobouseshu/1004811.html

受付・受診方法

成人の風疹予防接種は田村剛医師もしくは藤原順子医師が担当しています。

スマホ・PC等からWEBで受け付けています。

WEB受付のURLはコチラ

注意事項など

風疹予防のワクチンには、MR(麻疹・風疹混合)ワクチンを接種します。

MRワクチンは、妊娠している方および妊娠している可能性がある方は、接種することができません。また、接種後2ヶ月は避妊が必要です(女性のみ)。授乳中の女性に接種しても問題ありません。

わが国でよく行われる風疹の抗体検査にHI抗体価があり、「32倍以上」で「抗体あり」とされています。しかし、2013年に報告された先天性風疹症候群の赤ちゃんでは、母親の妊娠初期の検査で32倍や64倍であっても風疹に感染しており、完全な感染防御には従来考えられていた「32倍以上」よりも高いHI抗体価が必要であると考えられています。風疹を確実に予防する方法は、2回のワクチンの接種だけです。
http://idsc.nih.go.jp/iasr/21/239/dj2395.html

また、子どものときに風疹に罹ったことがあると答えた人の多くは、勘違いなど実際には罹っておらず、抗体がないことも知られています。風疹の抗体がある状態で、重ねて予防接種を受けても問題ありません。

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