アレルギー科
アレルギー科では、小児から成人まで、幅広いアレルギー疾患の診療を行っております。特に、成人の花粉症や小児のアレルギー疾患に対して、最新の医療知識と経験を生かした診療を提供しています。
担当医紹介
藤原 順子(ふじわら じゅんこ)
経歴はコチラ
一般的なアレルギーについては田村剛医師が対応し、より専門的な診療については藤原順子医師が対応しています。
花粉症
花粉症は、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれ、主に春先にスギやヒノキなどの花粉が原因で発症します。主な症状として、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが挙げられます。
当院では、花粉症の診断から治療までを一貫して行っております。具体的な治療法として、以下のような方法を提供しています。
薬物療法
抗ヒスタミン薬やステロイド薬の内服、点鼻薬、点眼薬を用いて、症状の緩和を図ります。 特に花粉の飛散開始前から薬物療法を開始することで、シーズン中の症状を軽減する効果が期待できます。今シーズン花粉症の症状がつらかった方で原因花粉を調べたことがない方はご相談ください。
舌下免疫療法(減感作療法)
アレルゲンを少量ずつ体内に取り入れ、免疫系を慣れさせることで、アレルギー反応を軽減する治療法です。スギ、ダニに対してアレルギーがある方が対象となります。 1日1回治療薬を服用し、数年間毎日継続します。5歳から適応になりますので、気になる方は一度外来でご相談ください。スギアレルギーに対する舌下免疫療法(シダキュア)の新規導入は、令和7年10月以降になります。
ゾレア(抗IgE抗体)療法について
ゾレアは、アレルギー反応の原因物質であるIgE抗体に直接働きかけ、アレルギー症状の発症を抑える注射薬です。重症のスギ花粉症や気管支喘息、特発性慢性蕁麻疹が適応で、従来の薬(抗ヒスタミン薬など)では十分に症状がコントロールできない方に対して、強い効果が期待できる新しい治療法です。
小児のアレルギー疾患
食物アレルギー
特定の食べ物に対するアレルギーを問診や採血で診断し、適切な食事指導や必要に応じた治療を行います。食物負荷試験が必要な場合は、近隣の病院を紹介することもあります。
気管支喘息
アトピー性皮膚炎
お子さま一人ひとりの症状や生活環境に合わせた個別の治療計画を提案し、保護者の方と協力しながら、最適なケアを提供いたします。